【読書LOG】彼女失格 恋してるだとかガンだとか・松さや香〜現在生存中で、成長中

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単なるガン患者の闘病記ではない、渾身の、ありのままの記録

幻冬舎のポイント還元セールで「多動力」「人生の勝算」とともに私はこの本をポチっていました。
改めて見ると、「タイトル」と「表紙のイラスト」がインパクト大ですね。

それは直前に、著者である「松さや香」さんのこの現代ビジネスへの寄稿を読んでいたからです。ぜひ読んでいただきたい内容です。

小林麻央報道の「印象操作」にザワつく乳がん女子の胸の内(松 さや香) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

あらすじ

松さんは、29歳で若年性乳がんを罹患。
最初の医師には「ほぼガンではない」といわれつつ、念のため受けた大学病院の検査で「立派なガン」と診断される。この当初左乳房全摘出、将来の妊娠もほぼ無理との診断されるが、病院と医師の対応に納得がいかず転院。そこの医師らには、温存も出産も可能とひっくり返される。

治療が始まり、湯水のように流れていく治療費を払うために必死の思いで仕事を続けるものの、理解あると思っていた周囲との空気も少しずつ歪み始める。抗がん剤で髪の毛は抜け、強烈な副作用に耐えつつ踏ん張るも、彼氏が浮気、浮気相手からの強烈な誹謗中傷・・・

次から次へと試練が降りかかり、転んでも、転んでもめげない、立ち上がる、明るく自虐のノリツッコミの文章に、読み手の方が救われたような読後感です。

ガン患者の「リアル」、乳がんOLの「現実」

生きるか死ぬかのその前に、もっと生々しい現実が、ガン患者にはあるのです。

「で、治療費っていくらかかるの???」

そういう、普通に知りたいことがどこの闘病記にもかかれず、感動話として綴られるだけ、、松さんのこの本には、普通の女性がガンと戦い治療しながら働き、治療費も、医療や医師の世界のリアルも、彼氏との激動の顛末も、副作用の凄まじさも、女性としての微妙で残酷な心の動きも、親との関わりも・・・全て、笑を交えながら軽快にさらけ出してくれています。

無我夢中で這いつくばるアラサー女のリアルな姿が包み隠さず描かれています。はっきり言って醜い、でもその潔さが素晴らしい。

いいことも悪いことも、待った無しのジェットコースター

ガン患者の本だけど、ガン患者だけの内容ではない、アラサー世代の女性のリアルな記録です。しかし、人間だから、ガンであってもなくても、信じられないような「事故」に遭うこともありますね。

私も、ありました。

浮かんだり、沈んだり、もがいたり・・・波乗りのように、こんな風に「笑い」にしてテンポよくクリアできていただろうかというとそうではなかったと思います。松さんは、その上に「ガン」を抱えていたという彼女の波の高さと深さたるや私には想像もつきませんが・・・なんだか面白くて、爆笑、いや、涙?

とにかく凄すぎますよ!!!

これだけでドラマは終わらない

著書は、彼女が台湾へ留学するところで終わっています。
実はその後彼女は航空会社のCAに内定し就職、その後、交際0日でプロポーズを受け結婚します。

ありえないような、リアルな話です。

松さや香さんはELLEでブログを書いていらっしゃいます。
今後も注目していきたい女性です。

【ELLE】 ハッピーエンド|エル公式ブログ

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